今日は、楽しみにしていた知人の経営するマンションの見学に、東京近傍某所へ行ってきました。あいにくの雨でしたけど、得るものがすごく多い時間を過ごせました。
そこに住むことの幸せ
素晴らしい入居率のそのマンションでしたが、数年前はそうでもなかったそうです。
そこで、彼が始めたことは、果樹など周りにある自然環境を取り入れて、農的なイベントを住民の皆さんに提供することでした。
地味にそんなことを継続することで、入居率は上がったそうです。
マンションを建てた先代の方も驚く起死回生のストーリーがあったと思います。見学させていただいた僕も、かなりムネアツな状況で、アラフィフのオッサンも、ワクワクしちゃいましたねぇ。
なぜ入居率があがったのか、といえば、僕としては、そこに入居者の方の幸せな生活があったからだと思います。
そこがあるからこそ、「長く住みたい」ということで出ていく世帯が減り、「ここに住みたい」という入ってくる世帯が増えた結果の数字なのでしょう。
マンション経営+利用者参加型の農業という価値
そこは主に、梅の木という果樹を中心に農的な体験を入居者に提供されていました。
また、ヨガ教室やったり、流しそうめんやったり、本当に住民の横のつながりが意図せず出来たそうです。
視点の転換
従来の大家さんは、たぶん、こんなマインドなんでしょう。
- 不動産事業=ほったらかしで家賃収入!
- インフラを整えれば、入居率あがる!
- 周りに新しいマンションたったから値段さげなきゃ!
- 管理会社高いね!
僕が感じたのは、大家さんをサービス業と定義して、マンション・土地というインフラの上に、どれだけのコンテンツを載せていくのか、また、入居者同士が、そこに居続ける理由になるような「絆」を醸成するのか、ということを彼がやっているんだなぁ、ということでした。
楽しいは最強だと思う。
ものすごくぶっちゃけた理解ですが、やっぱり、「楽しさ」の提供こそが最重要なんでしょう。
そして、都市農業の価値は、間違いなく「楽しい」だと思うのですね。
なぜか?
都市農業、空気きれいですか? 水、水道水ですよね? 産地ですか?産地じゃないですよね? 作りては?消費者だから、そんなに技術ないよね?
ただ一つのトマトというその物の価値でみた場合は、産地のトマトに勝てる要素は何一つない。
だけど、それでいいわけです。
なぜか?
そもそも、そこと戦ってない!
だから、僕のような立ち位置の人間も「楽しいは最強ですよね」というスタンスで、自分の農を組み立てるわけで、極論それは、お上の定義する農ですらないのは、この際「むしろ望むところです」ということになっているかもしれません。
と、いうことで、今、この映画に、ちょっと興味あるんですが、どなたか上映している場所ご存じないですかねぇ。
上映会情報をお待ちしております。
では。
さよなら。