10年前の自分に、強く言いたい!社内SEやめとけ!オワコンだ!そのプロジェクト終わったら逃げろ!と。
変化の波が激しく、その予兆って10年間に探そうと思えば探せたと思うのです。
社内SEはやめとけ!って強く思う理由。
- 一人情シスは器用貧乏
- 社内調整という名の村ウチのルール
- 経験できるのは一つの業種のみ
- 外注コントロールが主要ワーク=スキル蓄積しにくい
- 外注コントロール=お客様なので、気づかないうちに自分が偉い!という錯覚をもちがち
以上!
それは、くまさんや、あんたが出来ない人だったからぢゃないのかい? というツッコミも来るでしょう!
僕はできない子でした!それは、まったく否定はしませんよ!
ということで、今もし、社内SEで同じような悩みを持つかたいらっしゃったら是非読んでいただきたくて書いてみました。
この記事の目次
一人情シスは器用貧乏にならざるを得ない理由
なんでかって?
社内で管理する領域があまりにも広範なので、ぶっちゃけ、一つ一つのワークにリソースを分散で配分するしかないわけです!
つまりまぁ、僕というピザは1枚しかなく、時間も体力も有限である以上は、限界は存在し、出来る事できないことの優先順位を決めてお仕事するしかないわけです。
とはいえ、火の手は常にあっちこっちから上がってきており、これについても優先順位を決めつつ、対応するしかない。となりますと、さあ、出てきますよ、便利な言葉!
社内調整力
社内調整という名の村ウチのルール
社内調整力。
はい、そこそこ鍛えられたと思います。村ウチのルールというそこでしか通用しないルールですけども。
- 指揮系統上にない上層部のご意見伺い
- 部署違うけど、隠然たる権力を保持している方への根回し
- お財布部門の方にあえてマウント取らせることでの予算承認
まぁ、だいたい、記憶がうすれつつありますが、こんな感じことで調整を進めていたと思います。
これなんかの役に立ちますかね?
自分の貴重なリソース・時間を投資する価値がありますかね?
ぶっちゃけ、ないわー。
どこにも社内調整のマニュアルとかありませので、手探りでいろいろ探すわけですが、人事異動などですぐにレギュレーション変わります。
はい、こんなの追っかけても意味ないです。
※もちろん、プロジェクトという目的があってゴールにいたる過程において、これらの村ウチルールを特定してつぶす過程は必要でしょうが。
経験できるのは一つの業種のみ
いうても、社内SEが経験できる領域は、よっぽど大きな会社でないかいぎり、きわめて狭い領域になります。
なので、会社によって、AIをバリバリ使えるところがある一方で、手書きの書類をどうするかが大きな課題である会社もあります。
おそらく、そういう社内SEのリスクもあって、社内SEの求人というのは、あまりうまくいってないのかなと、これは僕個人の感想です。
たまたま、去年の中頃に登録した求人サイトでのお知らせメールですが、同じ会社の社内SEの求人メールがいまだに来ます。
つまり、人がこないってことです。
そりゃそうだ。
企業の定年が有名無実となり、45歳でリストラされる時代に、一か所でしか、あるいは組織に依存しなければ成立しえないノウハウを磨いても、人生100年時代を生き延びる武器にはなりえないってことですよ。
だから、人がこない。(単純に、人手不足という背景も十分あるわけですが)
外注コントロールが主要ワーク=スキル蓄積しにくい
外注コントロールという謎のお仕事。
はい、だってリソースないし、深く突っ込んでその領域のスキルを回すための経験を積む時間もない中で、広い領域を管理するには、外注を戦力としてお力をお借りする以外に手はないわけです。
外注を使うと、なかなかコードの深いところやDBの構造の細かい領域まではつっこんでいけません。
このため、徐々に外注をコントロールしている状況から外注にコントロールされる状況にシフトしていきます。(笑)
本末転倒ですね。
まあ、そうならないように、結構必死でしたけどもね。
自腹で高額な資格の研修やら試験(どことはいわんが、VM系とか、Cisco系とか)受けましたよ。一応ホルダーになりましたが、年次更新のキャッチアップについていけずにロストしております。
そのかいあって、社内SE時代はNWも、アプリも、僕すべて把握しておりましたよ。
NWベンダーさんに、事務所の移転の際の細かいフェーズわけの資料とか、逆にひかれちゃったりしましたよ。
(うえー、こいつめんどくさいって思われていただろうことは想像に難くない)
外注コントロール=お客様なので、気づかないうちに自分が偉い!という錯覚をもちがち
ただね、これ自戒をこめていいますが、金銭授受が発生すると、支払う側=えらい! みたいなマインドが、澱のようにの積もっていきます。
そういうつもりじゃなくても、積もっていくんです。
で、気が付かないうちに、横柄になる。
これ、人生にとっては強烈な毒です。
そんなもの、あなたにとって何一つ益はない。むしろほかの面でもその毒がでちゃうと、場合によっては人生詰みます。
家族に対しても横柄に、飲食店でも横柄に、後輩に対して横柄に。
まあ、これ社内SEに限ったことでなく、人様の看板で仕事している方すべてが戒めるべきことだと思いますが。
ということで、まとめます。
- 一人情シスは器用貧乏=沢山現場を知り、真の経験を積みたければプロジェクト単位でしか同じ業種にはかかわらない
- 社内調整という名の村ウチのルール=つぶしがきかないからステましょう!
- 経験できるのは一つの業種のみ=①と被りますが、自分の時間を有効に使うために、会社は選びましょう!
- 外注コントロールが主要ワーク=スキル蓄積しにくい=人任せはイクナイ!
- 外注コントロール=お客様なので、気づかないうちに自分が偉い!という錯覚をもちがち=横柄・傲慢は、7つの大罪にもカウントされます!
な、10年前の自分よ、オワコンだったろ?あのとき、やめときゃよかったろ?
という感じです。
さよなら。