農業って学べな学ぶほど、周辺の知識が広大無辺なわけでして、先人は知恵と経験、そしておそらくかなりの「勇気を」もって回していたと思います。
要は、先人は「バケモノ」レベルのセンサーを持っている超人だったように思います。
比喩でなくって、ほんとにそう思う。
とはいえ、近代にはいり、処理しなければならない情報は飛躍的に増えたので、便利な道具に頼ることや、割り切りも必要なわけであります。
環境などの気候変動
武田先生も温暖化については、もろもろ言及されているわけです。
温暖化ビジネスとか、深堀していくと、お金の流れとかイデオロギーとか、省庁間の予算の分捕りあいとか、いろいろほの見えてまいります。
だが・しかし!
が、温暖化云々はわきに置いても、気候変動は存在するわけですから、これについて対応することは必須です。
ということで、yahoo天気とかでもいいんですが、下記のようなもうすこし深堀できるサービスも利用検討しましょう。
メッシュ農業気象データシステム(The Agro-Meteorological Grid Square Data, NARO)は、気象情報が農業現場で有効に活用されることを目指して、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発・運用する気象データサービスシステムです。全国の日別気象データを、約1km四方(基準地域メッシュ)を単位にオンデマンドで提供することができます。提供可能な気象要素は14種類で、提供可能な期間は1980年(一部2008年)1月1日から現在の1年後の12月31日までです。
商用利用できないので、たとえば、自分のところでこのサービスの提供するデータをベースに、新たにサービスを開発する場合は、有料のAPIを提供する会社を探す必要がありますね。
ドローンの自動飛行・撮影を天気情報の確認もチェックしつつ実施する、なんて使い道がありますよね。
PDCA回すなら記録は必須だよね
一般的な会社でISO9001をとってるところは沢山ありますよね。
これ、いろいろ言われる方もいらっしゃいますが、本当にきちんと回せれば、効果はあるわけですよ。
だって、一つ一つの工程における記録をきちんとしましょうってことなわけで、そこになにか意味のないことってありますか?
ないですよね。
これの日本版・農業版がJGAPなわけですよ。
記録沢山とるのって大変ですよね。
たしかに。
とはいえ、とはいえですよ。
現在の農業者人口の激減は事業継承がうまくいってないからという側面がある以上、事業のノウハウを継承可能な形で外部記録化していく行為には大変意味があると認識しています。
記録=情報資産と考えれば、インフラとそのインフラを回すための情報資産があれば、ぶっちゃけ、だれがやっても事業が回る(実際はそんなバッサリとわりきったものでもないですが)
ようにすると、事業継承はもっとうまくいくはずですよね。
認証制度を販売促進の観点でなく生産工程のテンプレートとみる
で、JGAPです。
認証制度とかの持つ意味は、もちろん農家さん的には、近視眼的な意味でとらえれば、販売促進になることは理解できます。
ですが、なにかを担保するためのテンプレート・フレームワークとしてみるべきなんじゃないかなーと、僕はとらえています。
最近のエンジニアさんのスタンスですが、WEB系の言語の学習=フレームワークの学習、という見方もあるわけでして、まず型を知って、型を十分習得した状況で、そこから独自性を出していく。
つまりは、守破離ですよ。
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
僕の個人的な認識ですが、
農的な、守・破・離
がGAPなんではないかなーと思ってます。
ということは、これも僕の感想ですけどね、
新規就農者こそ、JGAPなどの生産工程管理の仕組みをしるべき。
まあ、ここまでの話でJGAPやってるくまのポジショントークじゃん、という指摘もあるでしょうが、すべての言論はポジショントークですから!というスタンスのくまとしては、はいそうですがなにか?
としか返せません。
んで、GAP取得のたぶん楽な方法としては、記録を外部サービスに頼ること。だと思います。
そんななか、調べてでてきたが、アグリノートさんのGAPオプションでした。
はい、ホックり返してみたら、くまの出身地である新潟の企業さんでした!親近感!
さっそく無料アカウントをとって現在いろいろ深堀しています。
場所もとらないし、楽に記録を残せる。
農家は、僕は、楽することを考えてなんぼだと思うので、時間をお金でかえる思考を身につけましょう。あ、一般の企業人でもそうだと思いますけども。
ということで、まとめです。
まとめ
- 外部記憶・外部サービスに頼ろう
- テンプレート・フレームワークを活用しよう
- とにかく楽をして時間を捻出しよう
ちなみに、アイキャッチ画像はアグリノートさんのアイコンがカエルだったから、いらすとやさんからもらってきました。いらすとやさん、いつもありがとう!
ということで、本日はおしまいです。
さよなら。